綻ぶ


通りをいっぽん裏に入る。
きらびやかなメイン通りの喧騒とは    
a0070831_14342385.jpg少し違った裏通り。

二階に上がる。
小さな店には開け放たれた窓。
湿度の高い午後。
湿気を帯びた空気が店内を別空間へといざなう。

一瞬にして、日常から解き放たれる感覚を作り出す。
入ってきたものの心を軽くさせてくれる。
わくわくしてきた。
どんな時間を過ごせるのだろう。

そんな気持ちが沸き起こる様な店。
それが飲食業の第一歩かな・・・と考える。

細やかな心くばりが、少しずつ積み重なって店の雰囲気となり
人の心へと染み込んでいく。

グラスの下に沈むはほのかな甘み。
口の中を緊張させる味から、次第に口内の緊張が和らぎ
肉が綻んでいく。

そして、口内が綻んだ後には笑顔がこぼれる。
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by benichaya | 2006-04-14 14:20 | 珈琲・お茶