油絵の具 の 匂い



この匂いは あのときの匂い
 
匂いから 過去の記憶が不意に現れる

小さな頃は 匂いを感じながら生きてきたんだな







油絵の具 の 匂い
かなり強い 油の匂いが
祖父たちの部屋にこもり
絵の具も その場所にはコロコロ転がっていて
いつ描いているのか
もしや 既に描くことをやめていたのかもしれないけれど
道楽好きな 祖父の部屋には
絵筆と絵の具が 転がっていて

わたしは 油絵は描きたいとは思わなかったけれど
油絵の 重なり合った色具合を見ることと
油絵の 重なり合った絵の具の跡を 触るのが好きで

重ねて 重ねて がわがわ に乾いている
筆のあとも感じる
厚く 何度も重ねた  それらが気になっていた


何とも感じてなかったことが
不意に 目の前に現れ 気になり
自分の 体のどこかに染み付いてる何かと
重なった時 

そこから また 何かが はじまるかも知れない


それらは 不意に あらわれるもの
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by benichaya | 2007-06-21 09:56 | つぶやき