拝む


先日のことです。


歩道を娘と歩いていましたら
道端に 子猫がたぶん車で撥ねられたと思われる無残な姿がありました。

猫好きの娘に見せたくないと
反射的に 日傘で視線を遮ってしまったのです。

帰り道・・・まだそのままです。

気になって それからも何度も見に行きました。

そのうち カラスが場所を変えたのか 位置がずれていました。

土曜日です。  保健所は電話してもつながらず、
でも 私が 片付ける勇気もなく
何度も通るだけで 何もできずに・・・・・・・


何度目かの時です。

それまでもいろんな人が通り過ぎ
私のように眺めていました。
気付かない人もいたかもしれません。

1人の高校生らしき男の子が やはり猫をみて 通り過ぎていきました。

「みんな どんな思いなんだろう」 と  はなれたところで 見ていました。

その高校生 猫から離れること 数メートル
後ろを振り返って  手を合わせて 拝んでいます。

私は愕然としました。
 拝むこともせず  しかも娘にその姿を見せることもなく
 一つの命を 汚いもののように見ていたのは自分で
 そのような 想いも湧いてこず ただ かわいそう・・・というだけ。

その男の子の 拝む姿は きちんと猫に向かって立ち
頭を下げて  拝んでいました。


結局  最後までその猫の行方を見ることもなく
人任せにしている 自分


こんな時 その人の心の中が 見えてくるんだな・・・と
自分で自分に 投げかけていました。
[PR]

by benichaya | 2007-08-08 12:11 | つぶやき